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永年にわたる資金調達コンサルティングの豊富な体験を基に、資金調達のイロハから、高度なノウハウまで、資金調達に関連する情報満載のブログです。 別に運営する「思うように資金調達ができない方へ」のデーターベース的なブログでもあります。
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弊社のお各様の中にも時々いらっしゃるのですが、
「金利は絶対に4%以下で、それ以上の場合はお断りをする。」という話になることがあります。
でも、この社長は金融のことがまったく分かっていません。
自分の会社の財務内容などで金利が決まるのに、
高い金利になるのは誰に責任があるか、
要は金利を低くしたいのであれば会社の内容を得することです。

そもそもこのようなお話をされること自体が、
金融状況が分かっていない証拠で、財務内容によっては、この段階でお手伝いをお断りしています。

なぜなら、今の銀行の審査は、金融庁の示したガイドラインに沿って財務内容を中心に審査し、
出た各付けによって、金利など条件が決まりますので、
ある程度のアローワンスはあるものの、この部分で銀行間、
あるいは行員間格差が出ないようになっています。
金利水準の希望は希望としてあって当然ですが、
提示された金利水準は交渉によって条件が大幅に良くなるようなものではないと言うことなのです。
ですから、財務内容が良くなれば金利の条件も良くなりますが、
財務内容の改善なくして、金利を下げる交渉など土台無理があるのです。

まして今は、財務内容が良い会社でも、新規は保証協会の保証がないと融資をしてくれないから、
金利至上主義のような、夢物語を言っている場合ではないと言うことを認識してください。
金利の話は、優良企業や大手企業の話で、
普通のレベルの会社は、まずは銀行と取引ができるのなら、
してしまうことが何より重要です。
ノンバンクの融資よりはたいていの場合金利は安いし、
誰だって新規のお客様より固定客を大事にするように、
まずは取引をスタートして、取引をしながら財務内容を良くし、
それから金利の交渉をするのが大切です。

現状は銀行と取引することを重点に考えて、金利水準にこだわるあまり、
折角の取引のチャンスを逃さないようにしていただきたいと思います。

また、このことについて、銀行は強く否定すると思いますが、
最悪の場合、あなたが金利の問題で融資を断わったのに関わらず、
しばらく経ってから融資を申し込んだ時に、あなたの会社の良からぬ情報が残っていて、
断わられる可能性もあります。

ともかく銀行と既存取引先になることは、
感情論は別にしてとても重要だと認識してください。
 
アドバイス  
銀行の金利の高低なんか、ノンバンクなどからの調達コストと比較したら大したことではありません。
中小企業と大企業の話しを混同しないように・・・・。

 
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プロフィール
私は資金調達コンサルティングをコア事業にした会社を、事業パートナーの都市銀行出身の元銀行マンと経営しています。 私の前職は不動賃貸業や不動産開発業の会社のオーナーで、バルブ期にはピークで約500億円の借入金があり、この処理にあたって修羅場もくぐり、この時の経験から銀行被害の方へのサポートをするようになり、このことが高じて、現在の中小企業や個人の方々の資金調達のお手伝いの仕事を始め、現在に至っています。
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