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永年にわたる資金調達コンサルティングの豊富な体験を基に、資金調達のイロハから、高度なノウハウまで、資金調達に関連する情報満載のブログです。 別に運営する「思うように資金調達ができない方へ」のデーターベース的なブログでもあります。
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してはいけない資金調達ってどのようなものかと言いますと、
代表的なものは、
借入金の返済をするために、返済する借入金より高い金利で資金調達をする場合です。
もちろん融資期間が長くなってキャッシュフローがプラスになる場合とか、
借り替える資金調達の金利水準が年利10%以下のような場合はまだ良いのですが、
年利18%の借入金の返済資金がショートして、
金利はいくらでも良いから調達をしたいという資金調達は絶対にするべきでありません。

顧客の倒産したり、夜逃げや、自殺を見てきて思うのは、

このような方の多くの場合、実は弊社がお手伝いをした時、あるいはその後に、
低利から高利へと借入金がシフトしていることが多く、
分かりやすく説明しますと、たとえば住宅金融公庫への支払いを消費者金融から借りて支払い、
さらに消費者金融への支払いを闇金融から借りて支払うといったような、
悪循環になっている状態が多いのです。

「どうしても支払わないといけない場合はある」と思われるかもしれませんが、
確実にまとまった資金の入る予定がある場合を除いては、
高利の資金で返済をしないように、厳しいかもしれませんが、
金融機関と交渉する努力をするのがベターな選択です。

確かに銀行はじめ金融機関は喜んで、支払猶予を了承することはありませんが、
払えないものは払えないわけですから、ここは腹をくくって交渉するしか、
実は解決方法はないとご認識頂きたいと思います。

誤解を恐れずに言えば、
払えないものは払わないのが最も安全な方法です。

現在は、サービサー法(平成11年2月施行された債権管理回収業に関する特別措置法という法律で金融機関は不良債権を無税償却できるようになった)や、
会社分割が可能になったり、個人にとっても民事再生法個人版とか特別調停など、
過大な多重債務者になって逃亡などしなくてもよいように、法律の整備ができてきています。
だから、返済の一時猶予やリスケ(返済条件変更)などは、
一言で言えば、金融機関は日常の業務の一部で、債務者が思っている程は大したことでなく、
怪しい高利の闇金などからの借入がかさみ、
倒産されたり夜逃げされるよりはずっとマシだと思っている
場合が多いと思います。

もちろんリスケや返済猶予など申し出ると、
喜んで応じてくれるはずはありませんし、新規での追加融資は難しくなりますが、
このような状態に陥っている会社は、新規の融資はもうすでに不可能なのですから、
こんなことを気にして、返済できないような条件の資金調達をして、
返済するなんてことは絶対にやらないほうがベターです。

「借りたものは返さないいけない」と言うことは大前提ではありますが、
絶対に返済できないような条件で借りてまで返すのは、
返せない金融機関を、
銀行から消費者金融か、商工ローンへ、そして闇金融へとシフト
しているに過ぎません。

また必ず金利が高くなればなるほど、金融機関の条件は厳しくなり、担保や保証人を求められます。
多くの場合は担保がないため、複数の保証人をつけての融資になるため、
ご本人だけの問題が、
親族や人脈の方々まで巻き込んでのトラブルになってしまう事態になってしまいます。

資金調達が可能な条件をクリアできない場合は、日本全国どこに行っても資金調達はできないのですから、銀行などに対する返済ができなくなったような場合、狼狽することなく、事態を冷静に受け止め分析して、闇雲に高金利の資金には手を出さないようにくれぐれもご注意願いたいと心から思います。  

アドバイス  
お金のトラブルの先送りは絶対しないことが、長い目で見れば大正解です。 
   
姉妹ブログ  
思うように資金調達ができない方へ ぜひご覧ください。
 
お願い  
人気ブログランキング  よろしくお願いします。 m(--)m
 
 

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プロフィール
私は資金調達コンサルティングをコア事業にした会社を、事業パートナーの都市銀行出身の元銀行マンと経営しています。 私の前職は不動賃貸業や不動産開発業の会社のオーナーで、バルブ期にはピークで約500億円の借入金があり、この処理にあたって修羅場もくぐり、この時の経験から銀行被害の方へのサポートをするようになり、このことが高じて、現在の中小企業や個人の方々の資金調達のお手伝いの仕事を始め、現在に至っています。
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