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永年にわたる資金調達コンサルティングの豊富な体験を基に、資金調達のイロハから、高度なノウハウまで、資金調達に関連する情報満載のブログです。 別に運営する「思うように資金調達ができない方へ」のデーターベース的なブログでもあります。
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昨日ご案内いたしました不動産担保ローンを専門とするファイナンス会社からの融資について、
今日は、その有効な利用方法についてご案内いたします。

1.新たな不動産投資の資金調達
一番多い例は
新たな不動産のための購入資金としての利用です。

担保があるから、金利の安い銀行や信金から借りれば良いのではないかと思われると思いますが、
一般投資家の不動産投資の新規物件購入には、実は銀行や信金からの融資は適合しません。
その理由は、会社の規模も財務内容も非常に優良な会社であれば、
会社自体の与信が高いので、投資金額によっては銀行や信金からの融資で対応できるのですが、
一般の会社や個人投資家にとっては、銀行や信金からの融資では時間がかかりすぎて、
融資が実行される前に他の投資家に買われてしまい、
優良物件の購入ができないようなことがよくあります。

別に銀行や信金が悪いわけではなく、審査の対象が、投資対象の不動産の内容以前に、
投資をする会社や個人の与信を重視するため、
既存の取引がある場合はまだ良いのですが、
新規の取引の場合は、まず担保になる不動産の内容よりも、
融資対象の会社や個人の審査に時間がかかるため,
融資実行までに時間がかかってしまいます。

この点不動産担保ローンを専門とするファイナンス会社からの融資は、
昨日もお話をしましたように、融資対象の会社や個人よりも、
担保になる不動産の内容に重点をおくため、
融資対象の審査は過去の金融上の履歴のチェック程度ですので、
時間が大幅に短縮されます。

ファイナンス会社によっては、10億円を超えるような融資であっても、
担保になる不動産の状況と、融資に必要な書類を迅速に準備できれば、
最短10日程度でも可能な場合がありますので、
優良物件を買い損ねる事態はかなり防げるので利用価値があります。

このように担保になる不動産に重きを置く融資ですから、
競売物件を取得する時の融資にも適していますし、
最近馴染みが増えてきたノンリコースローンを使えば、
少ない自己資金で、しかも低リスクでの不動産投資が可能となります。
ただ現在はノンリコースローンはエクイティの割合が高くないと成立しないので、
レバレッジの利かない状況になっているので、使う意味が少なくなっています。

明日も不動産担保ローンを専門とするファイナンス会社からの融資について、2番目に実例の多い、銀行から融資が難しい場合の利用についてお話をしたいと思います。
  

アドバイス 
打診時に必要な主な資料は、
・物件の謄本、公図、地積測量図、平面図
・所在地の分る地図か住居表示の分るもの
・収益性のある物件いついては、収入や費用が分るもの(賃貸借契約書のコピー)
・借入れる当事者の会社謄本、税務申告書
など

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お願い   人気ブログランキング  よろしくお願いします。 m(--)m
 

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プロフィール
私は資金調達コンサルティングをコア事業にした会社を、事業パートナーの都市銀行出身の元銀行マンと経営しています。 私の前職は不動賃貸業や不動産開発業の会社のオーナーで、バルブ期にはピークで約500億円の借入金があり、この処理にあたって修羅場もくぐり、この時の経験から銀行被害の方へのサポートをするようになり、このことが高じて、現在の中小企業や個人の方々の資金調達のお手伝いの仕事を始め、現在に至っています。
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